3/16 怖くないと思っていた

 夜からだらけてしまい、お風呂に入れず、そのせいでベッドにも入れなくて床でゴロゴロとしていると眠気も覚めてしまった。ちょうど気になるアニメがあり、朝方までそのアニメをぶっ続けで見ていたので全くさみしくなくてよかった。最新話まで見終わり時計を見ると朝の6時ごろで、あーあと思いながら風呂に入り、無心で髪を乾かすところまでやり切ってベッドで眠った。

 昼に起きて、えっちだということしか知らない(?)お姉さんとGOTOでお茶をするために準備をした。髪がいい感じに巻けた。

 ツイッターで知り合った人と会うのは(初めてで、という気持ちだったがよく考えると全然そんなことはなかった)緊張した。間がもつか心配だったが幸運なことに共通の話題や趣味が結構あり、少しぎこちなくなっていたかもしれないが非常に楽しかった。

 今回のケーキは木苺のクランブルチーズケーキ。GOTOのケーキはどれもそうだがひと切れひと切れに相当な重量感があり、食べ終わった後はいつもお腹いっぱいになってしまう。砂糖が体中に回っているのを感じるのは結構好き。ちょっと眠くなる(でもここで眠ると最悪の目覚めを迎えることになるのでぐっとこらえた方がいい)。お姉さんも眠い、と言っていてなんだか嬉しかった。

 胡桃のタルトがあると聞いてずっと楽しみにしているのだけどまだお目にかかったことがない。いつかは是非食べてみたい。

 

 お姉さんと別れた後サークルの看板設置のお手伝いを少しして、家に帰り、病院に行った。

 

 帰ってきて夕食を食べ、すこしひとと電話をして、重い腰を上げて入った風呂から上がってくると、部屋が揺れた。最初はあら、地震か、と暢気に構えていたのだが、これから履く下着を見繕っていたところまた大きく揺れだしたので焦る。とりあえずパンツとブラとを身に付けたけどまだ部屋は揺れていて、テレビがガタガタといい、本棚の一番上に適当に置いておいた書類がばさばさと落ち、そしたらそれが横においてあった金属製の小物入れに当たって、床に落ちてガシャンと音を立てた。その音で本当に怖くなってしまって、こんなのは困る、と思いながら本棚を見ていると友人から一昨年の誕生日にもらったストームグラス(気圧の変化によって瓶の中の液体がいろいろな形の結晶を作る)が目に入った。これを割られてはいけない、と思って咄嗟に手に取り、布団にもぐってツイッターで泣き言を言った。すこし接続が悪かったけれど、みんな見ていてくれて、すぐいいねがいっぱいついた。よかった。

 遠くにいる友達や家族から安否を心配するLineが届いて、だいじょうぶだと返しながらテレビをつけた。最大震度6強なので、大きな地震だったらしかった。画面の中ではたくさんの大人がスーツを着て動いており、また画面の外側にも動いている人がいることを感じて、仕事をするっていうのはすごいことだと思った。社会人としての責任感だけでここまでのことができるものなのだろうか。それ以上のものをもって仕事に当たる人たちはとてもかっこいいと思った。

 引越しをするにあたって、親は物件が木造アパートであることを耐震の面からえらく心配していたけれど、私はいつも「そんな地震が来たら何処に住んでたって終わりだから」とわりかし本気で言っていた。みんな死ぬなら一人だけ取り残される方が嫌なので別に無理に生き残ろうとしなくてもいい、とか、もうやりたいことはだいぶんやったのでいいや、とか思っていたので。

 でも実際大きな揺れを感じてみたときは、もういいや、とか全然思わなくてめちゃくちゃ怖かった。この揺れがもっと激しくなったとき起こることが全く想像できなくて、ただ怖いことが起こるとだけ何となく分かっていて、これからどうなるんだろう、と考えた。大げさに聞こえるかもしれないけど本当にそう思った。

 今回の地震で私が被害を受けることはなかったが、もっと危機感を持った方がいいと思わされる出来事だった。私は私が思っているよりずっと生に執着していることも分かった。何か考えておかないと、死ぬ間際に後悔することになるんだろうな。

 

 まとまりのない文章になってしまった。不安のままに書き始めたがさっき電話がかかってきて、少し話したら安心して何を書きたかったのかよくわからなくなり、書かなくても眠れそうだ、となったので、このまま寝ようと思う。玄関に水と非常食キットはある。よし。

 

 昨日ツイッターで言わなかったが、実はごく短い日記?を書いていたので気になる人はぜひそちらも。おやすみなさい。